検査項目と意味
§淡白
★TP(総淡白) 栄養状態の指標
★ALB(アルブミン) 栄養状態や肝障害の指標
§肝機能
★AST GOTと同じ。肝臓内にある酵素の一つ。
(アスパラギン酸網のトランスフェラーゼ) 肝機能が悪くなると数値が上昇。
*これらは脂肪肝や薬剤の影響でも上昇する
★JDH(乳酸脱水素酵素) 肝臓内にある控訴の一つ。
肝機能が悪くなると数値が上昇。
★γーGTP(ガンマGTP) 肝臓内にある酵素の一つ。
飲酒や体重が増加することで上昇する。
★ALP(アルカリフォスファターゼ) 肝臓、胆嚢、骨の障害の指標。
★T-BIL(総ビリルビン) 胆汁色素。
胆道閉塞や肝機能障害時に上昇。
§すい機能
★AMY(アミラーゼ) すい臓から分泌される消化酵素の一つ。
すい臓の障害の指標。
§腎機能
★BUN(血液尿素塞素) 蛋白代謝の終末産物。
腎機能障害の指標。
加齢とともに上限値上昇。
★CREA(クレアチニン) クレアチン代謝の終末産物。
腎機能障害の指標。
§コレステロール
★T-CHO(総コレステロール) 血液内の脂質(脂肪)
肝臓合成と食事摂取から。
採血結果は大部分が肝臓合成の値。
★TG(中性脂肪) 脂質の中の一つ。
肝臓合成と食事摂取から。
数値は食事に影響されやすい。
食事をとった後上昇する。
★HDL-CHO(善玉コレステロール) 脂質の中の一つ。
血液中の悪玉コレステロール(LDL)を肝臓に運んでくる。
(LDLは肝臓で排出される)
§UA(尿素) プリン体代謝の終末産物。
痛風や高尿酸血症の指標。
§CRP(C反応性蛋白) 炎症状態の指標。
感染や炎症時に上昇。
§CPK(CPK酵素) 筋肉内にある酵素。
筋肉が壊れると血液中に増える。
§電解質(血液や体液や細胞などに存在し体のバランスを保ってくれるイオン)
★Na(ナトリウム) 血液中内に存在。
体内のミスの調節をする。
★K(カリウム) 細胞内液に存在。
様々なホルモンに調節される。
★CL(クロール) 細胞外液に存在する。
普通食塩として摂取される。
★Ca(カルシウム) 骨や歯に大量に含まれる。
★Mg(マグネシウム) 栄養上の必須物質。
★P(リン) 骨代謝の指標。
§糖尿関連
★HbA1c(ヘモグロビンA1c) 糖尿病の指標。
最近1~3ヶ月の平均血糖を反映。
★GLU(血糖) 血液中の糖。
糖尿病の指標。
§血算
★WBC(白血球) 感染や血液疾患の指標。
△貧血関連
★RBC(赤血球) ヘモグロビンを全身へ運ぶ。
★Hgb(ヘモグロビン) 酸素と結びつき全身へ運ぶ。
★HCT(ヘマトクリット) 血色素。
★PLT(血小板) 出血を止める働きの指標。
減少すると出血を起こす。
§PT(プロトロンビン時間) 血液を固める働きの指標の一つ。
§白血球像
★SEG(好中球) 体内に入った病原菌を倒す。
ストレス、過労、交感神経の緊張で上昇する。
★LYMPH(リンパ球) リンパ内に入るウィルスを捕らえたり、抗体を作る。
★MONO(単球) リンパ球、好中球、好酸球、光塩基球を除くもの。
細菌や異物粒子を取り込む。
★EOSIN(好酸球) アレルギー疾患で血液中に増加。
抗原抗体が特異的に結合して生じた複合体を貧食する。(捕らえる)
ストレス、ステロイド剤の使用で減少する。
★BASO(光塩基球) 抗原(アレルギーを起こす物質)と反応して、炎症や過敏症を起こす。
§尿一般
★比重 尿中に溶けている固形成分の質量を示す指標。
★pH(ペーハー) 通常平均6.0の弱酸性。
血液中の過剰な酸やアルカリを尿中に排泄。
★U-TP(尿蛋白) 健康な人でも少量の淡白は排泄されるが、通常の検査では検出されない。
激しい運動後、入浴、興奮後、妊娠時など生理的蛋白と腎障害の病的蛋白がある。
★UーGlu(尿糖) 生理的に糖は尿中に排泄されるが、通常の検査では検出されない。
(過食、ブドウ糖静脈注射後、精神的ストレスや妊娠後期)
病的では腎障害や高血糖時。
★KET(ケトン体) 中間代謝産物。
脂質の代謝が亢進して糖質の代謝が低下すると尿中に出現
★U-Bil(尿中ビリルビン) 胆汁の一部が尿中に出現している(尿の色)
大量な時には肝機能の障害や胆道閉塞の可能性
★潜血・尿中RBC 健康時には検出されない。
尿中の出血。
尿中の赤血球やヘモグロビンの数値。
腎炎や結石、炎症、腫瘍などの時に。
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